Foreshots[フォアショットとは]
フォアショットとは、モルト・ウイスキー作りの行程で、蒸留する際に、一番最初に流れ出す蒸留液の名前です。
モルトウイスキーの2回目の蒸溜における溜液で、最後に流れ出す液をフェインツ、そして中間部分をミドルカット、ニューポットと呼ばれています。
フォアショットはアルコール度数が高すぎるために、フェインツは逆にアルコール度数が低すぎるためその後のウイスキー作りにはまわされません。樽に詰められてウイスキーとして育てられるのは中間部分の蒸留液のみです。
しかし、フォアショッツ、フェインツはどちらも捨てる訳ではありません。再び蒸留釜に戻り、新しいウイスキーの一部となるのです。蒸留され循環しすべてのウイスキーの一部となりフォアショットは永遠に再生されつづけてゆきます。
主に金属を素材として、[Foreshots]のアイテムは生まれています。
金属工芸は、美術工芸の中でも長い歴史と多くの間口をもち、数多の分野があります。
古くは、弥生時代の銅鐸や、銅鏡。仏教伝来以降急速に発展し、仏像、仏具が多く作られ、その技術は長い歴史の中継承してゆき培われ、
より洗練されたものへ常に新しく変化してゆきました。
それはフォアショットのように、再生され続け変わらないものでありながら、常に新しいものと混ざり全く同じものではない。
でも、すべてのものにわずかながらでも、すべての作品にはその一部は含まれています。
長くご使用して頂きたいという気持ち、すべてのアイテム1つ1つに、ずっと含まれるという事の責任をもつ。
[Foreshots]は作るという事をそのように捉えて、制作を行っています。
制作者
芸術大学にて、金属工芸科卒業。京都で仏像仏具鋳造会社の原型師として、企画デザイン、仕上げ、修復などを担当をし[Foreshots]設立。その後宝飾関連の会社員を経て、webサイトでの販売を開始。
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